DeNA(Welq・MERYなど)の社長の記者会見をリアルタイムで見た感想と、今後のキュレーションサイトの在り方について
Welq問題真っ只中のDeNAが2016/12/7に記者会見を開きましたが、こちらはかなり長時間の会見でしたね。
私もリアルタイムで拝見しておりました。
DeNA(Welq・MERY・iemoなど)の社長の記者会見をリアルタイムで見た感想
守安社長・南場会長・小林経営企画本部長のお三方による会見でしたが、
個人的には、偉そうですが、守安社長の言葉選びやしゃべり方はやはり経営者、それも上場企業のTOPらしい流石の答弁に感じました。
謝罪の中にも先を見据える姿勢、そしてあらゆる質問を予見した上での冷静な答弁、これ以上波風を立てぬようにという配慮が感じ取れましたね。
そういうことでないと、なかなか一企業のトップに立つというのはできないんだとあの会見を見て改めて思いましたし、参考にすべき部分が多々ありました。
(こればかりは実際に見てみないとわからないと思いますし、賛否あると思いますが)
とはいえ世間やマスコミがこれで騒動を終わりにするとは思えませんし、当のDeNAとが非公開にしているWelqやDeNAなどのサイトをどのように処理するのか、という部分はまだ引き続き、注目といった感じです。
個人的には、ここまで騒がせてしまった以上、専門家の監修を入れるコスト含め、再開はかなり難しいんじゃないかと思います。
特にWelqに関しては相当なテコ入れが必要ですから大赤字になるでしょうし、再開したことでまた世間にも色々と突っ込まれることは目に見えてますからね・・・。
上場企業という立場からしても、生半可なことでは再開はできないはずです。
今後のキュレーションサイトやブログの在り方
特に焦っているのは、「NAVERまとめ」など企業が有するサイトでしょうね。
最近台頭してきた「グノシー」なんかもそれなりに飛び火する格好でユーザーからの批判を食らっているようです
まとめサイトやトレンドブログなどを運営している「個人」にこの問題が直接ふりかかってくるのはもう少し先になるとは思いますが、間違いなく、世間の目は今まで以上に厳しくなります。
「今回はDeNA(Welq)が早急に対応したから、これでおしまい」とはならないはずです。
特に、一次創作的な「オリジナルコンテンツ」を持っている人に強く出る機会を与えたということが大きいと思います。
この1件で、今までは画像や文面をパクられても泣き寝入りするしかなかったけど、「もっと声高に著作権を主張していいんだ!」ということを認識したはずです。
こちらの記事でも書いたのですが、
やはり信ぴょう性のある記事や、独創性のあるオリジナルコンテンツが今まで以上に評価されるようになるはずです。
まとめブログもトレンドブログも数が増えすぎたし、そろそろただの「数の暴力」や「猿真似」では通用しなくなってくる。
おそらくどこかのタイミングでGoogleによる「神の裁き」が行われることでしょう・・・。
具体的には、
・アンテナサイトが完全に検索に引っかからなくなる
・まとめサイトやトレンドブログも、リライトばかりの所はほとんど評価されなくなる
この辺はそのうちマストで行われるんじゃないででしょうか。
というわけでこの1件を機に僕ら個人ブロガーにおいても、よりユーザー目線で、より独創性のある、そんな素敵なサイトを目指してまいりたいですね。