【異例】Welq問題の続報!Googleがキュレーションメディアの順位下落を発表
先日、Googleが異例の発表をしましたね。
例のWelq問題からの流れ、一部キュレーションメディアの検索順位が大幅に下落しています。
Googleの異例の発表
日本語検索の品質向上にむけて
Google は、世界中のユーザーにとって検索をより便利なものにするため、検索ランキングのアルゴリズムを日々改良しています。もちろん日本語検索もその例外ではありません。
その一環として、今週、ウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えました。今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。今回の変更は、日本語検索で表示される低品質なサイトへの対策を意図しています。このような改善が、有用で信頼できるコンテンツをユーザーに提供する皆さんを、正当に評価するウェブのエコシステム作りの助けとなることを期待しています。
この変更で、Google が認識する日本語検索の問題すべてを解決できるとは考えていません。検索品質向上のために、継続的にサイトの品質評価アルゴリズムのさらなる改善を行って参ります。
この流れはもう、止まりませんね。
今回の対象のメディアは、RETRIPやMARBLなど12メディアに及びます。
キュレーションメディア“狙い撃ち” Google検索、アルゴリズム変更の狙い - ITmedia NEWS
今は企業ですが、個人サイトにもこの余波は広がります。
要するにGoogle社は、「変なテクニックを駆使せず、いいコンテンツ作れよ」 「低品質な記事を持つサイトはどんどん順位下げてくよ」って言っています。
実際、RETRIPとかって低品質な記事ばかりなの?
そう言われてみると、役に立つものもあるんですよね。ちょっとした暇つぶしにもちょうどいいというか。
私自身、キュレーションメディアを好んでみるわけではないけれど、検索で訪れた際に疑問が解決したこともあるし、ユーザーにとって役に立つものも沢山あると思う。
でも、この問題の根本部分はもう少し別なところにある気がしている。
Welq問題の根本部分
要するにこの問題の根本としては、「信憑性」が問われてるんじゃないかなって思う。つまりサイト運営者、記事執筆者の信用度。
「〜7選」って言ってるけど「お前それどういう基準やねん?」みたいな。検索で出てきたものを切って繋いだ結果、「7個あったから7選で〜す!」的な。
まぁ、たとえパクリに限りなく近い記事があったとしても、Welqみたいに医療系とかではないなら世間から総バッシングされてサイトが閉鎖に追い込まれるとは考えにくい。
ただ問題なのは、「低コストで、記事を書いてもらう」っていう形態。
「クラウドワークス」などを使った外注システムですね。
これは僕自身も現在進行形で、外注で記事を書いてもらうことがあるから分かるけど、書く側の意識は「お金さえもらえればいい」、この程度だったりする。
いかに効率よく執筆できるか、お金を稼げるかどうかだけが彼らの気にしている部分なのです。
とはいえ、外注のシステム自体が悪いとは思わないし、実際に本音で記事を書いてくれる人も沢山います。しかしながら、記事数が多くなり、指示する側も管理しきれなくなってくることでこの問題は露呈し始める。
まとめ
本来、記事などのコンテンツ作成者の思いとして根本にあるべきは、「人の役にたつ良い記事を書きたい」「面白い記事を書きたい」
こういう部分で、自分が実際に体験したり悩んだり、思ったことを本音として書いてあるからこそ「役に立った、面白い」と感じてもらえるのである。
だから、「自分がライターとして興味あるものを中心に取り扱っていくこと」「自分自身に価値をつけていくこと」
これらを最大限に考えて運営していくことが、今後長く生き残って必要とされるための唯一の道となりそうです。